?負けないシンプルなトレード手法 エントリー&資金管理編 – FX相場の本質を知りシンプルな戦略で勝ち続けるブログ

負けないシンプルなトレード手法 エントリー&資金管理編

本ページは三部構成の第三部となっています。

 

第一部「騙されない!勝てるシンプルな10のトレード手法1 本質編
第二部「勝てるシンプルな10のトレード手法2 トレンドフォロー編
をご覧の上、下記ご確認ください。

 

相場の普遍的な本質を理解せず、
本ページで書かれていることを活用することは結果的に遠回りになる可能性が大きいためです。

 

いよいよ第三部「エントリー&資金管理編」について書いていきます。

 

今までは「勝つ原理」というのを学んできましたので、
ここからは「負けにくい」手法、考え方について理解していきましょう。

 

第一部では

 

  • 相場の本質であるダウ理論を学び、
  • そのうえで非常にシンプルではあるものの強力である水平線、
  • トレンドラインのチャート上での認識の仕方、意味

 

を理解してきました。

 

第二部では、

 

  • トレードの王道である「トレンドフォロー」の優位性を再度認識すること
  • トレンドフォローで非常に優位性の高いインジケーターである
    「移動平均線」の意味や役割を理解
  • 移動平均線を最大限活用することができる「グランビルの法則」

 

これらを第一部のダウ理論、水平線と絡めて説明させていただきました。

 

もう、この手法だけでも勝てるイメージはついたんじゃないでしょうか?

 

しかし、

相場においてはエントリーのタイミングや資金管理の仕方も押さえておかないと
「勝っているのに資金が増えない」ということにもなりかねません。

 

この項では、実際の相場を想定して、

どのような見方をすると負けにくいエントリーができるのか、
レートが逆行しにくいのか、

 

ということについて書いていきますので、全力で学んでいきましょう!

 

この項で学ぶことは以下の4項目です。

 

  • マルチタイムフレーム
  • チャートパターン
  • リターンムーブ
  • 資金管理

 

ではまいりましょう。

 

損益率を格段に高めるマルチタイムフレーム

まず最初に理解していただきたいのは、私の相場分析をご覧の方はお分かりのように
複数時間足を見てトータルでレートが進む方向を考えるということです。

 

一つの時間軸だけを見ても勝てないわけではありませんが、
リスクリワードは低くなりがちです。

 

そうすると勝率を高めていかないと資金を増やすことはできません。

 

相場で勝つためには「損益率(リスクリワード比率)」を高める必要があります。

 

 

上位足のトレンドに下位足で乗る

今まで学んだダウ理論や水平線、トレンドライン、移動平均線、グランビルの法則を
最大限活用するには、

「上位足でチャンスを認識」して、「下位足で高い利益率を実現」する

 

という方法が一番となります。

 

図示すると、こんな感じになります。

 

左側が上位足で、右側が下位足です。

この場合、上位足を4時間足、下位足を15分足としていますが、
以下の組み合わせでも構いません。

 

  • 上位足:日足+下位足:1時間足
  • 上位足:4時間足+下位足:15分足
  • 上位足:1時間足+下位足:5分足

 

ポイントは、上位足と下位足が少なくとも2つ時間軸がずれていることです。
そうすることにより、無理なく上位足の反転を下位足で拾うことができます。

 

逆に、上位足を日足にして、下位足を1分足なんかにしても、
日足のレートのブレは1分足の高安値を軽くブレイクしてしまうので、
勝つときはすごいかもしれませんが、負けるときは相当連敗することになります。

 

話は戻りますが、上図のように、上位足においてトレンドが出現していて、
その押し目(売りの場合は戻り目)を狙うときに、

 

反転ポイントで下位足の反転のトレンド転換を狙うということです。

 

 

これにより、上位足の高値ブレイクを待つことなく利益を得ることができ

 

さらに、直近高値をブレイクして上位足レベルでの強いトレンドに乗ることができれば、
1:5以上のリスクリワードを得ることができるようになります。

 

 

下位足の損切り幅で上位足の利幅を狙う

つまり、上位足のレジサポで、下位足レベルのエントリーができれば、
下位足レベルの損切り(5分足であれば10数ピップ)で、
上位足レベルの利益(数十ピップ)を得るという原理です。

 

図にすると下図のような感じになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

上位足押し目を下位足で拾う

一度大きく上昇トレンドを描きつつも、
多くの場合はレジサポラインを形成するために一旦戻すことがあり、

節目(前回高値)付近で反転の形(チャートパターン)を描くことができれば、

そこから押し目を拾うイメージで入ることができます。(図のA)

 

もちろん、戻さずに上昇していくことや、
節目を勢い良く下抜ける場合もありますから、
そうなった場合は見送るようにしてください

 

そして、またわかりやすい状況になるのを待ち、
エントリーしていくようにしてください。

 

 

直近高値までの攻防を観察する

この場合、当面の目標は直近高値となり、
ここで利確をしてくるトレーダーもいて、
再下降してくる可能性もあります。

 

その場合は、下位足でトレンド転換した時点で手仕舞います。(図のB)

トレンド転換とはこの場合、高値切り下げ、安値更新を指します。

 

だいたい、損益率2倍まで行くと良いほうですが、
建値とかで終わることもあります。

 

直近高値を抜けると一気に上昇

直近高値をブレイクして再度押し目をつけて上昇することとなると、
その伸び幅は上位足レベルとなり、利益率が一気に伸びることになります。(図のC)

 

ただ、この利益幅も上位足の節目が目安になることが多く、
節目が多く存在する場合にはあまり大きい利益は期待できないかもしれません。

 

あくまでも損益率が高いポイントを狙っていきますが、
毎回大きな利益を取れるほど相場は簡単ではありません。

 

3回に1回、5回に1回大きく伸びれば御の字と思ってください。

 

すべての時間軸にテクニカルを当てはめる

上位足で流れを読み取り、下位足でトレードしようと言うと、
下位足でのトレードの仕方がおろそかになる場合があります。

 

下記に説明するリターンムーブ、チャートパターンを用いれば比較的分かりやすい場所で
エントリーすることは可能となりますが、それ以外にも

ダウが成立するところ、トレンドラインが引けるところ、グランビルの法則など、
今まで学んだことを当てはめながら安全なトレードを心がけていただきたい。

 

 

下位足の反転ポイント(エントリー)を見極める

 

ここからはより具体的にエントリーポイントについて話していく。

ポイントは2つあり、

 

  • 上位足のリターンムーブ(レジサポ反応)
  • 下位足のチャートパターン

 

となる。

 

 

上位足のリターンムーブ(レジサポ反応)

まずほとんどの場合、水平線におけるリターンムーブが非常に重要なエントリーポイントなる。

要するに大口投資家が参加してきて、これ以上下げない(上げない)レートが明確になり
新規投資家もトレンド方向に参加してくるポイントである。

 

簡単に図示すると上図のようになる。

 

一度(A)地点で上昇ダウを成立させていて、押し目を形成している場面(B)では、
(A)で既にエントリーしている投資家がトレンドの継続を期待して買い増しを行い、
様子見していた投資家も新たに(B)から参加してくることによって、
レートは買い支えられて、反転上昇し、トレンド継続していくことになる。

 

この形は至る所に見つけることができます。

 

 

トレンド転換を確定させるチャートパターン

リターンムーブを成立させるのは下位足のチャートパターンである。

チャートパターンとは主に、

 

  • 売り:ダブルトップ、トリプルトップ、ヘッドアンドショルダーズ(三尊)
  • 買い:ダブルボトム、トリプルボトム、逆ヘッドアンドショルダーズ(逆三尊)

 

である。

 

 

これらをリターンムーブするであろうエリアで認識することです。

上図は買いパターンのみであるが、ひっくり返してもらえば売りパターンになります。

 

この中で注意が必要なのは、ダウ成立があるかどうか
ダウ成立していれば、比較的レートはトレンド方向に進みやすくなります。

 

このパターンをチャート上で認識すること、
それがトレーダーに仕事と考えてもいいかもしれませんね。

 

着実に資金を増やしていく資金管理の考え方

 

この考え方がないと、一瞬で資金を飛ばしてしまうことも不思議ではありません。

極端な話、全資金を1トレードでかけてしまって、負けてしまったら終わりです。

 

もちろん、具体的なトレード手法を覚えることが相場で勝つためには重要ですが、
それ以上にこの「資金管理」が重要と言い切れます。

 

逆に資金管理さえできていれば、手法は何でもよいのかもしれません。

 

他人の資金でやらない

まず第一に重要なのは、トレードの資金をほかの人の頼らないということ。

いわゆる借金ですね。

 

  • クレジットカード
  • カードローン
  • 家族からの借金

 

などはすべきではありません。

 

理由としては時間的余裕や精神的余裕が奪われるからです。

クレジットカードでは返済期限があり、引き出し期限を過ぎてしまうと、
一時的に借入金を全額返済していかなくてはならず、
既に資金があれば良いですが、ない場合はそこでアウトになります。

 

また、トレードは必ず勝てる保証はありませんし、
(もちろん、優位性の高い手法であれば資金は増えますが)
毎日必ずトレードポイントがあるわけではありません。

 

よって、必ず勝たねばならない、借金を返済しなければならないという
義務感やプレッシャーはものすごいものとなり、
トレードポイントを無理矢理に見つけようとしてしまい、
優位性が低い場面でもトレードして、
増やさねばならない資金を逆に減らしてしまいます

 

自分の余裕資金でトレードをしている場合は、
平常心で再度優位性の高い場所でトレードができます。

 

しかし、他人の資金の場合は、そうはいきません

 

どんどん自分のトレードが崩れていってしまいます。

 

中には1万人に一人くらい、強心臓で真の投資家として生まれつき、
そういった環境でも勝ち続けられる人もいるかもしれませんが、
自分が選ばれた人間だ、なんて思わないことです。

 

何よりトレードに熟練するというのは一朝一夕ではなりませんので。

これらのことを重々理解し、トレードで稼ぎたいと考えている方で、
今資金がないという方は、日々の出費をコントロールして、
土日や夜間など空いた時間にバイトするなど肉体労働で資金を作りましょう。

 

 

1エントリー2%までにして大きく負けない

資金が既にあり、トレードをしていくうえで大事なのは、
資金を一気に減らさないことです。

 

損切りをしないなんて人もいますが、
その場合は精神的に追い詰められて、
想定以上に大きな損切りをすることになり、
資金が半分とか、1/3とかに減ってしまいます。

 

それに、何度も話した通り、トレード技術は徐々に上達するものです。
なので、限定された小さな掛け金を設定して、多くの勝ち負けを経験して、
勝ちトレーダーの道を進んでいく必要があります。

 

掛け金は小さく固定する

掛け金は資金の2%以内に抑えてください。

例えば投資向けの余裕資金が10万円とすれば、
1トレードでの損切り金額は2,000円となります。

 

たとえ1回負けたとしても、資金は98,000円ありますので、
精神的な余裕は言うまでもありません。

 

次のトレードの損切り金額は98,000円の2%となりますので、
1,960円になります。

 

損益率の高い手法であれば自然と資金は増える

損失を小さく固定していれば、これまで学んだトレード手法で、
掛け金の3倍や5倍以上の利益を獲得することができますので、
一回の勝ちトレードで損失分を優に超える利益を確保できます。

 

例えば、上のように2連敗し、資金が3,960円減っていたとします。

次の掛け金(リスク)は、96,040円の2%になるため、
1,920円になります。

 

仮に損益率3倍のトレードができた場合、
獲得利益は5,760円になりますので、

この時点で収支は+1,800円とプラスになります。

 

この時の勝率は33%と非常に低いにも関わらず。

 

つまり、損益率が高い手法を採用して、資金管理ができていれば、
資金は自然と増えてしまうものなのです。

 

 

丁寧にトレンドフォローに徹して資金を増やす

トレンドフォローに徹していれば
リスクリワードは2以上となることも多いので、
勝率50%でも資金が増えます。

 

大まかに3回に1回勝てれば資金は減りません。

 

一般的には「トレードはギャンブル」と言われている中で、
この資金管理を用い、トレンドフォローに徹していけば、
たとえトレードが下手でも大きく資金は減ることはないでしょうし、
上達するにつれて、どんどん資金は増えていきます。

 

 

まとめ(シンプルで負けにくいトレードをする)

 

これまで三部に渡って、

 

  • 相場の原理原則である、ダウ理論、水平線、トレンドラインについて知り
  • 勝率・リスクリワードに優位性のあるトレンドフォローについて学び
  • 最後にエントリーポイント、資金管理で負けにくい知識を得ること

 

ができました。

これらのことは知っているだけでは使うことはできないので、
できるだけ毎日、30分でも相場に向かってもらい、
技術としてご自身の中に落とし込んでください。

 

今後は今回紹介した手法をより深堀する記事なども投稿する予定なので、
ぜひ楽しみにしていてください。