【考察】ビットコインbitcoinのトレードについて

画像引用:ロイター

別稿でビットコインの可能性について分析しました。

ビットコインとは?仕組みや優位性はあるの?

今後もっと利用店舗が拡大していくと
日本円などの法定通貨に取って代わる存在であることは間違いないと思われます。
もう少し時間が必要ですが。

さて、このビットコインはトレード通貨ペアとしても最近注目されています。

FXや株式に変わってトレード対象とすべきかどうか、
できるだけ客観的な視点で分析してみたいと思います。

しかしながら、
最終的には合う合わないは個人の感覚によるところになりますので、
最終判断はご自身で行ってくださいね。

まずはMT4を入手してチャートを見てみる

私たちトレーダーとして重要なのはチャート分析できるかどうか。

特に様々なツールを提供してくれているMT4はマストツールとなりますので、
MT4でトレードできるのか、チャート表示した時、どんな感じなのか、
を見ていきたいと思います。

BTC-eというサイトからダウンロードできます。
https://btc-e.com/

インストール方法等については以下サイトを参照してください。

http://qiita.com/pizyumi/items/515250035e139680ca97

ネットで検索してMT4をダウンロードし、
BTC(ビットコイン)とUSD(米ドル)の通貨ペアのチャートを表示してみます。

目次

月足チャート

ほぼチャートの意味をなしていないので月足分析はできないですね(汗)

週足チャート

まさにジェットコースターと呼ぶにふさわしい乱高下(笑)

ただ、節目はある程度効いている感じがありそうですね。

ただ、FXに比べて歴史が浅すぎてスイングトレードには不向きな感じです。

日足チャート

しかし、日足では有効なレジサポは見つからず、、、

4時間足チャート

一応、レジサポは効いているようですが、
跳ね上がり方が一直線で、非常に荒いチャートです。

このような場合では、ある程度決め打ちで行かないと、
FXのように一回跳ね返りを見てから
2回目でエントリーしていくという考え方は難しそうです。

ただ、見てわかるとおり、非常にボラが大きいので、
方向さえ合えば大きく稼げるのは間違いないでしょう。

この「方向さえ合えば」というのが一番むずかしいのですが(汗)

トレード視点でのメリット・デメリット

それでは、トレーダーとして、
特に私自身がこの通貨ペアを扱うかどうかという視点で考察していきます。

ビットコイントレードのメリット

まずはメリットからです。

巷のサイトで調べてみると以下の4点がメリットとなりそうです。

  • 24時間365日取引ができる
  • ボラティリティが大きい
  • 板が見れる
  • 小資金でトレード可能

土日も市場はオープン

FXは土日は休場していますが、
ビットコイン市場は何と24時間365日オープン
しています。

これは、平日本業で忙しくて夜まで全然チャートを見れない方には朗報です。

仕事が休みの日にしっかり相場に向きあることができます。

ただ、土日も相場に向かうという覚悟を持っている必要がありますね。

ボラティリティが大きい

結局、相場で利益を上げることは、値幅を獲得すれば良いわけです。
ロット固定であれば、変動幅が大きい方が得られる利益が大きくなります。
もちろん、逆に損失が大きくなることもあります。

下記グラフをご覧いただくとその変動幅の違いがわかります。

※画像は下記引用より。加工は筆者が行った。
引用:ビットコイントレードはなぜFXより危険で、魅力的なのか

このようにビットコインのトレード通貨としての魅力が
確かにあることがわかります。

板が見れる(株と同じように)

右の画像はbitflyerという取引所の売買ツールで表示される板です。

特に株式トレードをされている方には見慣れたものかもしれませんが、FXトレーダーはあまり見たことがないかもしれません。

要するに

  • どの値段に
  • どのくらいの注文が入っているか

を目視することができます。

板を見る技術を磨けば、ビットコインでの優位性が増すかもしれませんね。

 

小資金でトレード可能

FXを国内証券会社(レバレッジ25倍)でトレードした場合、
最低必要証拠金は、1万通貨で約40,000円になります。

最近増えてきた1000通貨単位であれば、約4000円でトレードができます。

しかし、ビットコインの場合、何と10円でトレードができてしまいます(笑)

Lightning FX では最低取引金額を 0.001 BTC(単位)としております。

現在(2017 年 1 月)の 1 ビットコイン(約 100,000 円)価格で換算するとおよそ 100 円(レバレッジ 10 倍の場合預入証拠金 10 円)からお取引ができます。

引用:Lightning FX とは?

今までFXの十八番だった小資金トレードが、一気に奪われましたね。。。

ビットコイントレードのデメリット

世の中、ビットコイン取引を誘導する業者サイトが溢れかえっており、デメリットについて話しているサイトは皆無です。

ここではFXトレーダー視点から見るビットコイン取引のデメリットについて書いていきます。

まず、デメリットは以下の項目が考えられます。

  • 相場に縛り付けられる可能性
  • 供給量の疑問
  • 市場参加者が違う
  • 資産が盗まれる可能性
  • まだまだ法整備が足りてない

 

相場に縛り付けられる

加速度的に資産を減らす可能性

メリットと相反するのですが、
24時間365日トレードが可能になってしまうということは、
一歩間違うと一生相場に縛り付けられる可能性があるということです。

特に勝ててないトレーダーほど相場を見続ければ勝てるという幻想を持ってしまうため、

「やった、土日も相場見てトレードするぞ!」

となりますが、ことごとく負けて資金を溶かすのが落ちです。

しかも、土日も相場が開いているため、負けを取り返そうとしてしまい、
冷静になるチャンスがないので、戦略の見直しもできません。

家族や自分を犠牲にしてしまう

負けが混んで資産を減らすだけでなく、毎週土日相場に張り付いてしまうと、
家族との楽しむ時間も犠牲にするしかなくなります。

ビジネスで頑張って稼ぐからと言い訳しても、
結局は勝てなければ、ずっと家族を放置したまま時間ばかりが経っていきます。

これは私自身も経験したことですから、このブログを読んでいる方には、
そうなってほしくないんです。

家族あってのお金稼ぎという認識のもと、きちんと家族との時間を作って、
ビジネスと家庭、本業を両立させていくようにしてください。

マーケット規模の問題

現在のビットコインの市場規模は、月間取引額は11兆円程度となっています。

一方、FX市場においては1日あたりの取引額が500兆円、
月間で約10000兆円ものトランザクションがあります。

ビットコイン市場はFX市場の約1000分の1という小ささになります。

ここで何が問題になってくるかというと、

意図的に大きなお金が入ってきたときにビットコイン市場参加者は
大きな混乱を伴い、多くの破産者を生む可能性がある

ということです。

 

つまり、仮に欧米の大手ヘッジファンドが売りを仕掛けた場合、
ビットコイントレーダーのストップロスを刈り取りながら、
グングン値を下げていきます。

そうすると、一般のビットコインを持ってるだけの人も、
資産がどんどん目減りするのでビットコインを投げ売りします。

そうやって、
市場を一瞬で阿鼻叫喚の世界に作り込む、
そんな可能性がある市場規模
だということです。

また全国の鉄道では飛び込み事故が多発するでしょう。

常識が通用しないのがマーケットという世界

いやいや、そんなこと起きないでしょう!みたいな反論があるかもしれませんが、
「相場に絶対はない」というのが「常識」です。

何度も起こりうる。

起こす人が確実にいるということを知っておいて、リスクを取ってでも利益を取るのか、
別のマーケットで利益を取るのか、を考えていきましょう。

マーケット参加者の違い

FXについて言えば、もちろん投機筋が中心となってレートを形成していますが、
実需での売り買いも行われていて、レートに反映されてきます。

こうやって作られたチャートは同じプレーヤー同士で再度意識され、
レジサポラインを形成し、売り優勢、買い優勢の攻防を繰り返して、
長い間ゆっくりと波を作っていきます

我々個人トレーダーは、その大きな波のほんの一部を、
大口投資家がトレードするわかりやすいポイント
そこまで引きつけてトレードすることによって利益を上げます

一方でビットコインはほぼ全部が投機筋になりますし、
歴史が浅いため、レジサポも少なく、参加しているプレーヤーがどこを見て、
トレードしているのかわかりにくくなっています。

もしかしたら、世の中には必勝法があるのかもしれませんが、
基本的なライントレードも行いにくいマーケット
トレード対象とすべきかといえば、Noと答えざるを得ないです。

資産が盗まれる可能性

ビットコイン自体の堅牢性には疑いようがないが、
取引所に関しては疑わしい限りとなっている。

日本でもニュースになったマウントゴックス事件では
多くのビットコインが盗まれることとなりました。

しかし、世界では取引所がハッキングされ、
ビットコインが盗まれるという事件が起こっています。

ハッキング、香港でビットコイン65億円盗難
ドル建て取引所最大手

引用:日経新聞電子版

マウントゴックスと合わせて2回ハッキング事件が起きており、
今後も同様の事件が起こる可能性はあります。

20年前のFX市場と似通っている

市場の環境としては約20年以上前のFXが日本で流行りだした流れと
非常に似ているところがある。

法的整備が不十分

まず信託保全などの法的整備がされていないので、
取引所でビットコインが盗まれてしまうと、
トレーダーは何の保証も受けることができません

それだけでなく、以前のFX業界のように、
裏で不法な行為を働く業者が出てくる可能性もあります。

今のFX業界はかなり固い法律に縛られていますので、
資金の安全性などについては国内証券会社は安全ですし、
以前あった不当にレートを操作するという行為も起きなくなりました。

それに比べてビットコイン業界はどうでしょうか。

まだまだ何が起きてもおかしくない

小さな金額を取引するには問題ないと思いますが、
金額が数千万円、数億円となるにつれて、
海外FX業者とか、バイナリーオプション業者によくある、
「引出を拒否する」というようなリスクも有るのではないでしょうか。

個人的には、まだ垢を出し切っていない状態と思います。

これから様々な問題・課題が出て、解決されて、
金融庁の法律も整備されて、資金も守られるようになって、

そうなってからでも遅くはないかなと考えています。

まとめ

様々な観点でビットコイントレードについて見てきましたが、
あえてビットコイントレードする理由がありません

まだFXで利益が出せていないような人が手をだすべき通貨でもありません。

すでに稼ぎ方がわかっている人、毎月プラスを維持できていて、
余剰資金で遊ぶ程度であればトレードしてもいいと思います。

非常に小さな資金を割り当てて、大きく育てるようにしてください。

間違っても全資金をビットコインに入れてギャンブルしないようにしてください。
それだったら、私の無料レポートで相場を学んで、鉄板トレードで起死回生を狙ったほうがいいです。

でも、ビットコインは将来性ある技術と仮想通貨としての存在意義があります。
その点では今後も見守って行きたいですね。

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この記事を書いた人

1975年北海道小樽市生まれ。人生の可能性を追求する起業家。現在はFXやリスクの極めて小さいブログでの広告ビジネス、メールマーケティングなどで複数サイトを保有し、安定した収入を得る。

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