初心者は手を出すな!バイナリーオプションは投資でもトレードでもない

外国為替取引(FX)と似た取引として、
〇〇分後のレートが上にあるか下にあるか、
”当てる”ゲーム(あえて取引とは言わない)がある。

「バイナリーオプション」

既にご存知の方は多いかと思うが、
2003年アメリカで開発され、
この手法は2008年日本に上陸している。

そして、今では
様々な証券会社やFX業者が取り扱っており、
非常に人気になっている。

目次

オプザイルで一躍注目を浴びる

オプザイル」とは

バイナリーオプション

を道具に詐欺を働く集団のこと。

知人友人を勧誘し、
高確率で勝てるツールや
個別コンサルを提供するとして
多額の支払いを要求していた。

「オプザイル」とは、華やかな恰好をした男女が充実した生活を見せつつ「バイナリーオプション」という金融商品で毎月何十、何百万円と利益を出している(ように見せる)集団です。

引用:ヤフーニュース

このような詐欺集団は論外として、
日本にバイナリーオプションが上陸してから、
取引手法の真新しさから人気が大爆発した。

「1000円から気軽に投資ができる」
「上か下を当てるだけだから簡単」

などと簡単さ手軽さをアピールし、
特に情報弱者の参加者が殺到した。

多くの人が一攫千金の夢を求め
多くの情報商材やツールを購入したが、
いまだにバイナリーオプションだけで
稼ぎ続けているトレーダーに会ったことがない

 

逆にあまりに証券会社やFX会社の宣伝が
「簡単に稼げる」
という誇大広告を出し続けていたために、
多くの人が多額の資金を失うことになり、
社会問題化していた。

 

その後様々な規制が入ることなるが、
未だにその人気は衰えることなく、
今回の「オプザイル」で再度問題化したのである。

 

実際に、ごく一部の人間が
バイナリーオプションで稼いでるかもしれない。

しかし、投資自体が難しいと言われている中、
半丁博打レベルのゲームである
バイナリーオプションで稼ぐことは
至難の業
と言って過言ではない。

この項では、
その理由などを論理的に、背景的に
事細かに説明していきます。

というのも
インターネット上に転がる
「バイナリーオプションで稼げる情報」
を安易に信じてしまう人が多いため、

バイナリーオプションを”投資”として捉えて、
安易に口座を開き、取引をしてしまわないよう
新たな破産者がでないようにしたいためです。

 

FXレバレッジ規制後の官民合同の集金装置

これはあくまで私の個人的推論です。

しかし、全く外れでもないと思い、
書くことにしました。

かつてFX(外国為替取引)は
レバレッジ規制がかかる前では
個人でもレバレッジ400倍まで可能でした。

しかし、
チャートの見方や相場について無知な人でも
無理なトレードを行うようになり、
破産者が多く出たことから、

その後規制により、
以前の16分の1である25倍まで
レバレッジ倍率は縮小していきました。

これにより証券会社の利益は激減、
税収がガタ落ちする
のは目に見えていました。

頭の良い官僚や証券会社は、
米国で当時流行りだしていた
バイナリーオプションに目を付けます。

 

FXトレードはテクニカル分析により
相場が上がるのか、下がるのか、
その変動幅を予測していきます。

素人が勉強しても
すぐに身につくような
代物ではありませんでした。

 

しかし、
バイナリーオプションは非常に単純で
上か下かを当てるだけ。

相場に関する知識が少ない人でも、
簡単な解説書やツールのサインがあれば
簡単に手を出すことができます。

 

しかも“発展途上な取引”であったために、

「完売方式」という方法で
証券会社が負けにくいようにしたり、

「胴元総取り」ルールを追加するなど、
証券会社が好きなように
ルールを設定することができたわけです。

 

頭の良いトレーダーは、
FXでのツール開発経験を活かし、
「勝てるツール」を販売し始めます。

同時にアフィリエイターは、
やったことも勝ったこともない
バイナリーオプションのブログを立ち上げ、
「簡単な投資法」と読者を洗脳し、
ツールを販売して荒稼ぎしていきます。

「バイナリーオプションは簡単」
    +
「勝てるツール」

人は「簡単に稼げる」というフレーズに
めっぽう弱くできています。

稼げる環境が揃ったと判断した人々が、
勝てるはずの勝てないトレードを繰り返し
有り金を証券会社に献上していきます。

結果的に証券会社・FX業者は
FXのレバレッジ規制による利益減を
新たな金のなる木で補ってしまいます。

そして最後は、
官僚である国が税金という形で
新たな集金システムの上がりを取っていく。

・・・という推論が立つわけです。

 

そんな推論が立ってしまうのは、
バイナリーオプションが

非常に勝つのが難しいゲーム

なのにも関わらず
非常に簡単かのように宣伝され、
胴元が勝つための仕組み作りが容易であるからです。

それではひとつずつ解説していきます。

 

バイナリーオプションは博打(バクチ)と同じ

バイナリーオプションはギャンブルと同じで
趣味として楽しむのであればいいですが
”投資”という言葉で扱えるような代物ではない。

よって、
これで食べていこうなどと思わないことです。

理由としては、

  1. 胴元が圧倒的に勝つ環境にあるため
  2. 優位性を中途半端にしか使えていないため
  3. 運の要素が非常に大きいため

です。

 

バイナリーオプションは投資ではない

投資の本当の意味

まず、”投資”という言葉をしっかり理解したほうがいいです。

投資(とうし、: investment)とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す(現代において、生産能力の増加しない商業活動はこれに含まない)。広義では、自己研鑽や人間関係においても使われる。

どのような形態の投資も、不確実性(リスク)が伴う。一般に、投資による期待収益率が高い場合、不確実性(リスク)も高まる。この一般則に反する取引が可能な場合、裁定取引が行われ、収益率の低下またはリスクの増大が起こる。

引用:Wikipedia

投資というのは、基本的に

資金を投下した対象が生産能力を増加させて、
それ以前より大きな利益を生み出す

その恩恵として
キャピタルゲイン(証券価値の増加)や
配当を得ること

を言います。

 

不動産投資も、

投資したマンションに、
住人が長期的に借り続けることにより、
購入資金以上の賃料を回収する

という意味です。

 

投資信託も、
REITなどは証券会社が資金を集め
不動産を購入、運用することにより
投資家たちにリターンを提供する

ということになりますし、

 

自己投資も、
基本的には自分に投資することにより
稼ぐ力を学び、実践することにより
投資金額以上を稼ぐこと

が目的となる。

 

このように

投資対象が経済活動をすることにより、
投資金以上のお金を生み出すことが
必要になります。

 

しかし、バイナリーオプションは、
そのような経済活動につながりません。

ただ、予想して上がるか下がるか
お金を賭けているだけです。

結論として、

投資というのは間違い

ということになります。

 

バイナリーオプションはトレードか?

では、トレードなのか?

トレードとは基本的に

  • 安く買って高く売る
  • 高く売って安く買い戻す

の2つによって、
利益を得る方法のことをいう。

これは株やFXだけでなく定義としては、
せどりなどの物販ビジネスも
トレードビジネス
ということができる。

 

株やFXであれば、テクニカル分析で
押し目や戻り目を判断する目を養い、
安く買って高く売る(またはその逆)、
の精度を高めて資金を増やします。

物販ビジネスであれば、
既に販売価格(相場)が分かっているので、

その価格より安く仕入れて
相場通り売ることにより利益を得ます。

非常に単純な話です。

しかし、バイナリーオプションは違います。

〇〇分後に上がっているか、下がっているかを
”当てる”賭けをするだけです。

よって、

トレードというのは間違い

という当然の結論になります。

 

バイナリーオプションは半丁博打やカジノと同じ分類が自然

ここまで読んでいただければ、
二者択一方式となっている以上は、
投資でもトレードでもない
ことをご理解いただけたと思う。

バイナリーオプションをやっている人は
自称トレーダーと言っているが、
ギャンブラーでしかない。

 

世間的に証券会社が
バイナリーオプションの場を提供しているため
多くの人は、「投資」と勘違いしているが
全然投資ではなく、トレードでもない。

上がるか下がるかを単純に賭けている
運任せのギャンブル
とあまり変わりません。

 

バイナリーオプションでは資金は増えない

言葉の定義はどうでもよく、金が稼げればいいじゃない、という方もいるだろう。
この点についても話していきたいと思う。

バルサラの破産確率

バルサラの破産確率は、
トレードをする人であれば
だれでも知っていることです。

というより知っていなきゃダメなこと

自分の手法の

  • リスク
  • 勝率
  • リワード比率

が分かっていれば、
その手法で破産する確率を求めることができます。

縦が損益率、横が勝率になり、表の中の数字は破産確率になります。

リスク1%、損益率1、勝率50%で破産100%


え?勝率50%なのに破産するの?

と思われるかもしれませんが、事実です。

例えば、

  • 勝率50%
  • リスク1%
  • 損益率1(1000円賭けて利益1000円)

のトレードでは確実に破産します。

例えば最初に勝った場合(+1,000円)、
資金は101,000円になりますが、
次負けると▲1,010円資金を失い、
残金は99,900円になってしまうのです。

勝率50%では資金は減るわけです。

つまり、
このままトレードを続けていると
最終的には資金はゼロになってしまう
ということです。

損益率0.8以下で論理的に破綻

バイナリーオプションは
基本的に胴元に20%~80%の手数料を払います。

つまり、
損益率は、0.8~0.2と
猛烈に悪化します!

 

まず、損益率0.8の場合、
(1000円賭けて利益800円)

破産しないために必要な勝率は、
75%以上
となります。。。

 

そして、損益率0.2の場合
(1000円賭けて利益200円)

破産しないために必要な勝率は、
90%以上
となります!

通常のトレードにおいても、
勝率75%は非常に優秀な数字ですが、
その勝率を

半丁博打で達成するということは

かなり非現実的な数字と言わざるを得ないです

 

FXトレードであれば、
損益率2倍~5倍というのも可能で、
(1000円賭けて2000円~5000円利益)
勝率が50%でも資金を増やすことが可能です。

 

しかし、
勝っても賭けた金額しか回収できない

0.8しか損益率を得られないということは

圧倒的に勝率を高めて維持し続ける聖杯

を持っている必要があるわけです。

つまり絶対的な聖杯を手に入れなければ
資金は増えていかないのです。。。

 

バイナリーオプションの期待値

既にバルサラの破産確率で
バイナリーオプションのリスクを
認識したと思いますが、
もっと簡単な計算で説明したいと思います。

半丁博打(二者択一)の期待値

二者択一のゲームでは「大数の法則」により、
勝率は50%に限りなく近づいていきます。

最初は運もあり、
勝率は50%以上となることもありますが
勝負をすればするほど、勝率は50%に近づきます

しかし、資金が増えるかどうか(期待値)
というのは勝率と全く別の話になります。

単なるスマホゲームや遊びであれば、

勝率=期待値

となりますが、
賭け事の期待値は違います。

 

胴元の存在により期待値はマイナスに転落

つまり、「賭け事」の要素が入った時点で、
その場を仕切る「胴元」が存在することになるためです。

この胴元が場の参加者から
「テラ銭(手数料)」を取ります。

テラ銭は掛け金の10%~が一般的です。

単純化するために
テラ銭を10%とした場合の期待値を計算すると

  • 勝ち:(100%-10%)×50%
  • 負け:-100%×50%

となり、その期待値は、

(100%-10%)×50%
+(-100%×50%)
-5%

となります。

つまり、勝率が50%であっても、
期待値はマイナスとなるため、
勝負をすればするほど資金は減っていきます。

 

バイナリーオプションの期待値は?

バイナリーオプションの取引で
最も一般的なハイローの場合のテラ銭は、
15%~18%です。

同じ数式に当てはめると期待値は、

(100%-18%)×50%
+(-100%×50%)
-9%

当然ながら、さらに厳しい数字になり、
二者択一の賭け事をやるうえで
大数の法則に逆らって勝率を高める必要があります。

テラ銭18%の時の必要な勝率は55%以上です。

 

勝率55%以上は簡単か?

ではバイナリーオプションで勝つには
勝率55%以上であることが必須です。
必須というかノルマです。

それって簡単でしょうか?

基本的にバイナリーオプションでは、
〇〇分後のレートを当てるゲームです。

つまり、「時間的制約がある」ということ。
これがゲームの難易度をさらに高めています。

この時間制限がなく、
上がるか下がるかだけを当てるゲーム
であれば、そこまで難しくはありません。

きちんとテクニカル分析ができていれば、
もっと勝率を上げることもできるでしょう。

しかし、繰り返しますが、
バイナリーオプションは時間制限があります。

言葉ではわかりにくいので図で示しますね。

基本的にバイナリーオプションで勝つためには、
トレンドの押し目を逆張りでエントリーする手法
がほとんどだと思います。

そうなったときに「満期」という概念により、

方向性が合っていても負ける

ことが非常に多くなってきます。

本来勝てる場面も、
このような負けを積み重ねることが
容易に考えられるため

勝率55%は非常に厳しい

と言わざるを得ないです。

損切りは時間のみ

相場で100%勝つことは難しく
必ず思惑通りにならなかったときに
損失を最小限でとどめる必要があります。

それが、「損切り」です。

トレードであれば、
優位性が失われれば損切りしますし、
優位性がある段階では保持していきます。

相場の本質に沿った形で損失を限定しているため、
優位性を失わなければ、最終的に
トレードでは勝つことができるわけです。

しかし、バイナリーオプションでは、
損切りは「時間(満期時)」のみとなります。

優位性も何もなく、時間だけが基準となります。

下図を見てください。

トレードであれば、大変おいしい押し目場面です。
多少逆張り気味ですが、押し目でエントリーし、
思惑通りトレンド転換し、利益にすることができます。

しかし、バイナリーオプションのルールでは、
〇〇分後の「満期」で強制的に決済されます。

この図のように、満期1分後にレートが上がっても
1円も帰ってきません。

仮にエントリー理由が相場の本質に沿っていても
時間を敵に回しているために、負けます。
トレードの概念でいえば負けないにもかかわらず。

そもそも、〇〇分後のレートを当てるって
預言者にならないと無理なんです。

あなたはノストラダムスになれますか?(笑)

 

エントリー根拠がツール頼り(なぜ負けたかわからん、、)

ここまで見ていただいた通り、
バイナリーオプションで勝つためには、
相場の本質を理解するよりも、
バックテストやフォワードテストを行った

聖杯(ツール)

に頼る必要が出てきます。

ツールのサインにより優位性の高い場面を
あぶり出すわけです。

さて、このツールのロジックは非公開です。

当然ですが、このロジックを公開してしまうと
真似されますし、販売者の利権が失われます。

相場は絶対はありませんし、
時期や世界環境により手法を見直す必要があります。

さらにはトレードで負けた際には、
原因を分析して対策を打つ必要があります。

しかし、販売されているツールの場合、
そのロジックは非公開のため、対策が打てません。

つまり、バイナリーオプションで勝つために
ツールを使っているにもかかわらず、
負けた時の理由がわからないので、
その後の改善が全くできないわけです。

 

確実に負ける3つの要素

この記事を書いてて思うのは、
ただでさえ相場で勝つことが難しいとされる世界で

  • 胴元に大きく搾取されている状態
  • 時間を敵に回している状態
  • 根拠がわからないツール

という負の要素を3つも抱えていて、
バイナリーオプションで勝とうとするのは、
本当に自殺行為のようなものです。

繰り返しますが、
相場というのは絶対はありませんし、

非常に難しいものです。

勝っている人は全体の1割とか、
1%とか言われている世界です。

その世界に飛び込もうとするのに、
負の要素は持つべきではないと考えます。

つまり、タイトルにもあるとおり、

バイナリーオプションに絶対に手を出すな

ってことです。

 

まだある!バイナリーオプションのリスク

ここまでで頭のいい人はすべてを理解し、
バイナリーオプションをしないだろう。

しかし、まだ納得できない人のために
説明を続けたいと思います。

仮にバイナリーオプションの聖杯が
未来永劫通用するとしても、

  • 相対取引(価格操作)リスク
  • アカウント凍結リスク
  • 資産持ち逃げリスク

は知っておかなければならない。

 

分からないように価格操作される相対取引

バイナリーオプションはFX取引と違い、
ブローカー側に
実際の通貨売買の必要性はありません

ただレートが動いていればいいだけです。

悪質な業者であれば、
意図的にレートを操作すれば、
胴元としては常に勝ち続けることができます。

しかも、損切りラインも明確ですし、
FXにおいてノイズが発生して、
一時的にレートが行き過ぎることなんて、
頻繁にあることです。

また、業者により
配信レートは違うのは当たり前で、
スプレッドが広がって、
他のレートと動きが違うこともあります。

実際に負けた人にとっては
「不運」としか片付けられないのですが

そういった「不運」を
満期直前で発生させれば・・・

正直可能性でしかありませんが
その要素がぬぐい切れない状態で、
自分で大切に貯めてきたお金を
晒していくということは
業者に資金を献上しているのと変わらないです。

国内証券会社であれば金融庁の監視があります。

しかし、
多くのブログで紹介されている海外業者は
そんなのお構いなし、やりたい放題です。

そのことを知っておいてください。

 

ツール利用でアカウント凍結

国内にしろ、海外にしろ、
ツール利用により大儲けするアカウントは
凍結対象になります。

つまり、締め出すわけです。

は?って感じですよね。

相場の本質では勝ちきれないからこそ
聖杯となるべきツールを開発したのに
ツール使用がばれると締め出しって。

ここから分かることは、
バイナリーオプションを提供するFX業者は
「参加者の利益」より「自社の利益」
を優先しているということ。

基本的にバイナリーオプションにおいて

  • 業者の利益=参加者の負け
  • 参加者の勝ち=業者の負け

の構図があるため、
必勝法の発見やツールの開発は
業者の損失につながるので、
徹底的に締め出します。

そして、
何もしらないカモを集め続けるのです。

 

うまくやっても最終的に出金されないと意味がない

たとえ聖杯を手に入れ、
アカウント凍結されずに勝ち続けたとしても

出金できない

と意味がありません。

国内業者で金融庁の許可を得ている場合は
この心配は必要ないですが、

海外業者を使っている場合は
特に注意が必要です。

というのも、国内業者については、
年々取引規制が厳しくなっている反面、

短期売買ができる海外口座を紹介するサイト
非常に多くなってきています。

その結果、
よくわからない海外口座で取引をする人が

激増しています

 

これまで読んでいただければわかりますが
バイナリーオプションって
胴元にものすごく有利な環境なんです。

ということは、
この金の生る木を求めて
たくさんの悪知恵が働く人たちが場を作り、

アフィリエイターに多額の報酬を払って
多くの参加者(カモ)を集めて取引させるわけです。

そして、ある程度目標金額に到達したら
様々な理由により出金しなくなります

日本の業者であれば金融庁や消費者センターに
訴えれば取り戻すことができるでしょうが、

海外の場合は、登録している国の金融庁に
もちろん、現地の言葉で裁判を起こす必要があるわけです。

そんなんできますか?

理論上は取り返すことはできるかもですが
その手間や費用的に見ても
最終的には泣き寝入りしかありません。

 

勝っても危険なバイナリーオプション・・・

というように、たとえ聖杯を見つけ
バイナリーオプションで
勝つことができたとしても

様々な落とし穴が待っているのが実情です。

  • 相対取引(価格操作)リスク
  • アカウント凍結リスク
  • 資産持ち逃げリスク

そもそも、
バイナリーオプションでの利益追及は
業者を負けさせることにもつながります。

よって、業者は
あなたに稼いでほしくないんです。

無知なままで負けてほしいわけです。

業者に貢ぐお金があればもっと有益に使いましょう!

 

カモにされる庶民

ここまで読めば

バイナリーオプションの危険性・リスク

について十分に理解されたと思う。

  • バイナリーオプションは投資ではない
  • バイナリーオプションはトレードではない
  • バイナリーオプションは様々なリスクが伴うギャンブルと同等の代物

ではなぜこのようにバイナリーオプションが
根強く残り廃れないのか。

写真のようにグーグルやヤフーで検索をかければ
バイナリーオプションへの誘導リンクが多数出てくる。

バイナリーオプションがFXより簡単であると主張する
ブログサイトが多数出てくるわけです。

証券会社は当然広告を出しています。

投資雑誌として有名な”Zai”なども
お金をかけて広告を出しています。

個人と思われるブログでは
バイナリーオプションが簡単で
こんなに稼げたぜって説得する記事が
上位検索される形になっています。

逆にバイナリーオプションは危険だ!
という記事はほとんど見当たりません。

なぜなら、口座開設させることによって
紹介者にガッポリと報酬が入るから、
そういう記事が上位になっているんです。

つまり

企業としては
有料広告から誘導して口座開設させれば

アフィリエイト報酬がガッポリ入ります。
(このページで言えば投資雑誌Zai FX)

また、個人ブロガー(アフィリエイター)は、
「簡単に儲かる」記事を一生懸命書いて、
あなたに口座開設させたいと思っています。

つまり、ここに表示されているサイトのほとんどは

バイナリーオプションで稼ぎましょう!
その情報を提供していますよ!

と言いながらも、

あなたがリンクをクリックして
口座を開設することでアフィリエイト報酬を
得ようとしている人たちなんです。

あなたがいくら損しようが関係ないわけです。

 

カジノ法案より前から存在する公認カジノ

東京オリンピック前に、
日本を海外から魅力ある国に見せるため?
カジノ推進法が成立し、
今後具体的な法案がさらに整備されようとしています。

この法案成立以前に日本には様々なギャンブルが存在します。

  • パチンコ
  • 競馬
  • 競艇
  • 競輪

などはその代表例ですが、これらは

誰が見てもギャンブル(ここ重要!)

なので、趣味程度思っている人が大多数です。
ここで破産する人は相当なギャンブル依存症です。

しかし、これらのメジャーなギャンブル以外に
金融庁公認で既に胴元が大儲けできるカジノ
あったわけです。

それが、

「バイナリーオプション」

です。

 

投資という傘を借りて業界は大儲け

このバイナリーオプションは、
証券会社やFX会社が提供しているため、
「投資」という括りに入ってしまう。

しかし実際には投資でもトレードでもない。

しかしながら、この説明が一切ないなかで、
証券会社やFX会社が提供しているから

「手軽な投資」

というフレーズでも違和感がなくなってしまう

 

証券会社が使う投資という言葉の定義

本質が見えていないと事実を見誤ります。
投資という言葉を掘り下げて考えてみます。

そもそも投資という言葉は、

証券会社が幹事となって、
依頼会社の証券(株式)の発行・資金集めし、
集まった資金が依頼会社の経済活動を伴って、
より多くの利益が”配当”として分配される

という流れから来ている。

つまり、株式購入することによって、
その会社の経済活動をサポートしていることになり、
配当を得ることが可能になった時点で、
それは投資になる

 

配当・金利を伴わないのはトレード

配当を得られるのは、年1回。

よって、
最低1年以上の保有を
前提としているのであれば
投資と言えます

しかし、株式であっても差益を狙った時点で
投資ではなくトレードになります。

FXも基本的には
短期差益を狙う時点でトレード
になり、
投資という括りには入りません

 

この考え方に基づくと、
繰り返しになりますが、
配当も金利もない、売買活動を伴わない
バイナリーオプションは、

単なる二者択一のギャンブル

ということになります。

 

日本の証券会社が世界一に

このような似て非なるものを投資と一括りにし
インターネットの革命的な力を借りて
日本の証券会社が世界一になりました。

少し古いデータになりますが、
2012年~2014年までのFX年間取引高1位は
GMOクリック証券となってます。

取引高上位10社のシェアは下記図の通りGMOクリック証券が23%、次いで第2位のブローカーが19.3%。両社共に取引高の勢いを増しており、この2社による1位争いが今後も続く事が見込まれる。世界最大規模と言われる日本のFX市場、上位10社中4社が国内業者でそのシェア合計は56.3%に及んだ。

引用:フォレックスマグネイト日本版

ここで重要なのは、

「上位10社中4社が国内業者でそのシェア合計は56.3%」

という部分です。

日本ではアベノミクス効果により円安傾向が強く
FXトレード自体も盛んに行われたこともあるが

それ以外にもバイナリーオプションの取引高も
2014年まで大きく伸びていたことにより、

世界のシェアの半分を日本の証券会社が占めることとなったわけです。

ちなみに当初バイナリーオプションは
GMOクリック証券の独占であったが、
その後8社まで取引業者が増えていることから

現在では規制がかかったものの、
まだまだ胴元のうまみのあるマーケット
であることがうかがえます。

 

アフィリエイターにはカモを得やすい市場

とは言うものの、
国内のバイナリーオプションは規制導入で、
年々減少(あるいは伸び悩み)傾向にあります。

しかしながら、
バイナリーオプションを提供しているのは
国内証券会社だけではありません

海外のバイナリーオプション専門会社が
多数乱立している現状があります。

国内では規制が入った短時間取引(1分とか)
今でも普通に行えたりします。

また、同様に国内では規制が入った
レンジ外(業者丸儲け)方式も継続しています。

なぜ、そうなっているか。

大きくは二つ要素があると考えています。

  • FX業者の緩いCM(日本の投資教育の低さ)
  • 海外業者のアフィリエイト報酬が高単価でステマが多数乱立している

これらが交わることにより、
庶民はFX会社へのガードを下げ

FXに限らず、
バイナリーオプションにも抵抗感が
なくなっていると考えることができます。

 

FX業者の緩いCM

FX業者のCMを見たことありますか?

出ているのはほとんど女優で、
CMの中身も?なものばかりです。

正直言って何のCM?という感じです。

本当に消費者を馬鹿にして
とりあえず女優を出しとけ
みたいなCMです。

GMOクリック証券の新垣結衣も
「旅に出よう」ですからね。

 

この状況からわかることは

CMに女優を起用することにより好印象を与え、
「自由にはお金が必要」
「お金は投資で増やそう」

という考えを刷り込ませ、
お金を賭けるリスクについては一切言及せず、
消費者を徐々にトレードの世界に引き込んでいる

ということです。

 

 

海外バイナリー業者の乱立と悪質サイト

こんな感じでバイナリーオプションに対する
世間の認識が悪くない状態なので、

海外バイナリー業者は
高額アフィリエイト報酬を提供し、
多くのカモを刈ろうとします

ライバルである国内業者が規制により
大きく魅力を失っている状態であるため

いわば確変状態に入っているわけです。

それがもろに消費者庁への相談件数に
反映されてしまっています。


※引用:消費者庁

いきなりすごい伸びですね。
2013年11月に規制が開始されましたので、
年明けから徐々に伸びていってます。

これは海外業者が
高額のアフィリエイト報酬を設定したことにより、
多くのアフィリエイターが個人ブログを立ち上げ
一気に参加者が増えて問題化したようです。

というのも、アフィリエイト報酬体系は
1件紹介(入金)で15,000円~30,000円にもなり、
10件紹介しただけで15万円~30万円にもなります

かなり魅力的な報酬になるため、

アフィリエイターは成果を偽造して、
「簡単に稼げる」「会社を辞めれる」など、
魅力的なフレーズを駆使して

多くの情報弱者を誘導したのです。

その新たな誘導手法が
オプザイルだったわけです。

 

まとめ

長々と書いてきましたが言いたいのは、

バイナリーオプションには手を出すな!

ということです。

論理的に考えて
参加者の資産が増えるような
優位になる点は全くないだけでなく、

たとえ勝ったとしても
払い戻しさえもしてもらえるかわかりません

検索したときに出てくる
勝っていると主張するブログ
誘導サイトである可能性が高いわけです。

中にはFXトレーダーでありながら、
バイナリーオプションでも勝っている
書いている人もいますが、

バイナリーオプションはあくまでも
アフィリエイト目的と疑ってくださいね。

口座を開設させて10000円でも入金されれば、
15000円以上のキャッシュバックが
紹介者に入ってくるので、
あなたには簡単でおいしい話をしてきます。

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あなたが諦めなければ
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この記事を書いた人

1975年北海道小樽市生まれ。人生の可能性を追求する起業家。現在はFXやリスクの極めて小さいブログでの広告ビジネス、メールマーケティングなどで複数サイトを保有し、安定した収入を得る。

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